被覆ダイス設計ツールのご紹介

 

当社で提供しています設計ツールの概要と活用方法に関してご紹介します。

本ツールは、技術アドバイザー契約とを締結していただいたクライアント2社に対して提供をしました。 

 

1.ダイス設計可能な対象

 断面が円形の線条体に被覆をするダイスが対象です。

 被覆の形態は、

■溶剤を塗布し乾燥・硬化させるワニスの塗布

■UV樹脂のように溶剤成分がない材料の被覆

■及び溶融樹脂の被覆(押出被覆)

に対して有効です。

2.ツールの形態

 EXCELベースの表計算のツールとなっています。ダイスの主要寸法、粘度、ライン速度を表に記入することで計算が行えます。

 計算時間は、一瞬です。

 現場のエンジニアがダイスの設計をするために使うことを目的としたツールです。

3.設計可能な項目

(1)被覆径の予測

 1)溶融樹脂、UV樹脂(溶剤成分無し)は、±5μm程度の精度で予測できます。(補正係数を導入する)

 2)溶剤タイプの塗布材料は、塗布後の被覆厚さ(Wet厚さ)は上記と小津様に予測できると考えています。

  硬化炉を通過した後の皮膜厚の予測は、独自に考案した補正式を用いて実測結果にフィッティングすることで数μmの精度で予測できます。
 上記は比較皮膜厚さが薄いケースに関してです。熱いケースにも適用は可能と考えていますが、経験がないので精度がどこまで出せるかは、実際にやってみないとわかりません。

(2)偏肉が少ないダイス設計

 基本的には固定ダイが対象となります。よって調心力が大きなダイス設計を行うことが求められます。

 調心力と相関が強いパラメータを計算できるので、それを目安にダイスの形状をご提案しています。

 現実的には、ダイス設計とダイスの製作が重要となります。ダイスの図面の作成のサービス行っています。

 (図面作成には費用が別途必要となります)

(3)線材に作用するテンションの予測

 細い線材の場合、線材に作用するテンションによっては線材が伸びるケースが出てきます。溶融樹脂の場合は粘度が高いので注意が必要です。
 ご提供するツールでは、テンションの計算ができます。

4.オプション

 以下のケースの計算も可能です。提供に当たっては、事前に仕様を確認させていただきます。
 基本的には、計算条件を提供いただければ、当方で計算して報告させていただきます。

(A)非Newton流体への対応

 ツールとしての提供は難しいのですが、本ツールを使うことで、粘度のせん断速度依存性を考慮した計算も可能です。

 自社で計算を望まれる場合は、少し面倒ですが計算方法を開示いたします。基本は、EXCELの計算となります。

(B)温度の影響の計算

 導体の温度が樹脂の温度と異なる場合に被覆けいにえいきょいうがでます。特に被覆の平均厚さが数μmで変動することが製造に影響するケースではこの影響の考慮が必要です。

ご不明な点やご相談はお気軽にメールまたはお電話で連絡ください。